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3.『デカルトからベイトソンへ』と新しい仲間たち

『デカルトからベイトソンへ』と新しい仲間たち

ここはとある山奥にある不思議な学校『ぐーすか』。

『ぐーすか』では愉快な先生たちと生徒たちがいろんなことを学んでいます。

今日は何やら新しい先生と教養のお勉強をするようです。

少しのぞいてみましょう。

 

おはよう、みんな

おはよう、博士!今日もメガネ似合ってるね!

ははっ、そうか?照れるのぉ、ありがとう

うん、落ち武者みたい♪

それはメガネじゃなくて髪型じゃろ・・・(´・ω・`)
全然嬉しくないし・・・

博士、さっき校門のところで骨見かけたんだけど、アレなに?

あ、それは多分

ガタンッ!(教室のドアが開く音)

今骨って言ったヤツ殺す

だれ!?(汗)

おぉ、ゴエモン先生、そろそろ呼びに行こうと思ってたんじゃよ

紹介しよう、今日から『ぐーすか』で教養を担当してくれることになったゴエモン先生じゃ

俺の言うことを黙ってきけ、余計な口を叩いたら殺す

いぇーい、殺しちゃえー!

黙れメス豚

ちょーカッコいい!!

あははは・・・そ、それじゃ先生、あと、お願いします

 

石に意味はあるのか

今俺の手の上には石がある

この石は何のために存在するか、そこの豚、答えろ

えっとー・・・

お前じゃない、後ろの豚だ

後ろには誰も・・・えぇ!?ひさしぶり!!

石に存在する目的なんてあるワケないでしょ、石はただの石だし

わぁ、ひさしぶりだね、セニョール!しばらく見ないからスーパーに陳列されちゃったのかと思ったよ♪

もうちょっとまともな想像しろよ

黙れ、殺すぞ

キャー(≧∇≦)

おい豚、じゃあこの石は無意味ってことか?

投げるとか削るとかすれば役に立つと思うけど、そのままだったら無意味

僕は石からパワー感じたりすることもあるけどなー、気のせいなのかなぁ?
先生の骨からもパワー感じるよ、死んでるのに

そうか、今日の授業はここまでだ

いやいや、まだ始まったばっかりじゃん、何にも教えてもらってないし

えぇー、もう帰っちゃうの?これからウチといいことしよーよ、先生♡

俺は何も教えるつもりはない、分かったら自分で考えろ

だが次も来い、サボったら殺す

はーい♪

自分で考えろとか、できない教師の言い訳じゃん・・・(小声でぶつぶつ)

今度サボって殺されてみよっかなー

つづく(多分)

 

『デカルトからベイトソンへ』序章より

本書の野心は、十六世紀から現代に至る時代をひとつの全体として捉え、人々に意識されることなくその基盤に横たわっている形而上学前提を引き出して、それらとわたり合うことにある。

モリス・バーマン著『デカルトからベイトソンへ』序章(P13)

 

石に意味はあるか。

こういった神様しか答えられないような問いを考える学問を形而上学と言います。

そんなことは考えるだけ無駄だと思うかもしれませんが、それを無駄だと判断している僕らの感覚は正しいと言えるのでしょうか?

正しい判断のスタートはそこからです。

 

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