ども、杉野です。

人生とは虚しいものです。

「このシチュエーションで告れば完璧!」と思ってした告白では見事に振られ、「これってもしかして大金持ちになれるんじゃね?」と思ってはじめたビジネスでは閑古鳥が鳴き、「こんだけ頑張ったんだから合格するでしょ」と思って受けた試験では不合格になり、「私の人生は私が決める!」と思っていた人生では、誰かの作ったレールに乗ってそのまま・・・。

「なぜなんだっ!」

そう心の中で叫んだ経験は誰しもあるでしょう。

しかし、この「なぜなんだ」を真剣に考えたことのある人がどれだけいるでしょうか。

もちろん個々で努力してきたことを反省することはあると思いますが、今ここで考えたいのは、そもそもなんで人生は思い通りにいかないようになっているのか、というある種の哲学的な問いなのです。

読んで分かるように、この問いは「人生は思い通りにはいかない」ということが前提になっています。

ごくわずかではありますが、思い通りの人生をおくっている人がいることも事実ですから、そういう人にはこの問いそのものが意味をなしません。

つまり、より厳密な言い方をすれば、ここでは

「人生が思い通りにいかない人は、なぜ思い通りにいかないのか」

を考えたいということです。

【関連記事】人生が思い通りにならない4つの理由とその解決策を教えよう

 

■「思い通りにならない」とは何か

さて、まずは言葉の定義から確認していきましょう。

そもそも「思い通り」とは何なのか。この場合の「思い」とは、期待、願望もしくは理想という意味です。

自分が期待していること、自分が望んでいること、自分が理想としていること。

それをわれわれは「思い」と言っています。そんでもって「通り」とは、現実になること、実際に起こることです。

だから「思い通り」とは

自分が期待していることが現実になること

ということになります。

これは冒頭の例からも明らかです。自分が期待していることは、告白して付き合えること、ビジネスで成功すること、試験に合格すること、ですね。

それが現実になる、つまり、実際に起これば思い通りにいった、起こらなければ思い通りにいかなかった、ということになります。

 

■期待したことは起こらない?

ここで元の問いに戻りましょう。

「なぜ人生は思い通りにいかないのか」を今の定義で変換すると、「なぜ人生は期待していることが起こらないのか」という問いになるワケですが、こうすると何か見えてこないでしょうか?

・・・なにも見えてこない?

あ、そう(笑)

じゃあもうちょい頑張ります。

期待していることが起こらない。これって実は、われわれが普段あまり経験してないことなんですよ。

前に話したように、われわれは(無意識的にではありますが)日常に対して「何も起こらないこと」を期待しながら生きています。

歩いているときに自動車やバイクが突っ込んでこないこと、石につまづかないこと、突然雨が降ってこないことなどなど、そういう期待をしているからこそ、その期待が裏切られたとき、つまり何らかのトラブルがあったときに凹んだり嫌な気持ちになったりするワケです。

でも普段身の周りで、そんな頻繁にトラブルは起こらないでしょ?

「私はトラブルばっかりです」って人もたまにはいるのかもしれませんが、そういう人にしても、多くて1日の3分の1ぐらいがトラブルなだけで、他の3分の2は普通にご飯食べたり、お風呂に入ったり、電車に乗ったりしてると思うんです。

まさか寝てるときまで毎日自分の家だけ地震で揺れるとか、毎日上からゴキブリが降ってくるとか、そんな奇怪なことはないでしょ(笑)

要するに、どれだけ少なく見積もっても、われわれの人生の3分の2ぐらいは思い通りに、「何も起こらない」という期待が実現されている、ということです。

「なんでもないようがことが、幸せだったと思う」という歌詞の有名な歌がありますが、これも同じです。

「なんでもないようなこと」は、何も特別なことが起こらないことを意味しています。

あの歌は、それが幸せであることに気付いた、思い通りであること気付いたと歌っているワケです。

 

■人生のほとんどは思い通り

ということは、ですよ?

僕らの人生って、ほとんどが思い通りにいってるんじゃないんですかね?

だって特別なことはなんて滅多に起こらないでしょ。

大体毎日なんでもないようなことばっかりですから、みんな何も起こらないという期待通りに生きています。

・・・でも、おかしいですね。だったらなんで多くの人は、人生は思い通りにいかないなんて真逆のことを「感じている」のでしょうか?

現実はほとんど思い通りにいっているのに、どうしてその現実を「無視して」、思い通りにいかないと嘆くのでしょう?

そう、これこそが、われわれが本当に向き合わなければならない、真の問題なのです。

 

■なぜ多くの人は人生は思い通りにならないと思い込むのか

なぜ人生は思い通りにいかないのか。

この問いは、問いそのものが間違っています。

その理由はここまで話してきたことからも明らかでしょう。

そんなものよりも、われわれが考えなければならないのは

「なぜ人生のほとんどは思い通りにいっているにもかかわらず、ごく一部の特別なことが思い通りにいかなかっただけで人は凹み、落胆し、挫折するのか」

ということです。

あっさり言ってしまいますが、この答えは、人は見たいものしか見ようとしない、もしくは見たいものしか見えていないからです。

そう、多くの人は、そのごく一部の特別なこと(告白やビジネスや試験)しか見えていないのです。

だからそれだけを「人生」だと思ってしまう。これこそが、すべての不幸を生み出す原因だと思います。

本当はみんな、人生のほとんどが思い通りにいっているのに、それに気付けなくなってしまっているワケです。

これほど不幸なことはないでしょう。

今こうして「無事に」僕のメルマガを読めることだって、本当は幸せなことのはずなのです。

それは僕のメルマガの質云々の話ではなく、「無事に読める」ということ自体が、思い通りの人生をおくれていることを意味しているからです。

凡人はこんなことを言っても、恐らく鼻で笑うだけでしょう。

「お前は綺麗事を言っているだけだ」と言う人もいるかもしれません。

しかし、これが現実であることは、誰も否定できない「事実」なのです。

 

■見えない「思い通り」

われわれは凡人には見えないものを見なければなりません。

そして、それを伝えることによって、一人でも多くの人に自分が幸せであることを気付かせなければなりません。

この活動によってのみ、あなたは信頼し合える本当の仲間を得ることができるのです。

何も起こらないことが、いかに素晴らしいことであるか。無事であることが、どれほど有り難いことであるか。

この意味を実感できたとき、あなたは人をリードする立場に立っていることでしょう。

ありがとうございました。

 

※この記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。

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