昨日、「神の殺し方」セミナーに参加してくれた方が
早速感想を送ってくれました。

その感想がかなり優秀というか、読者全員のためになる
内容だったので、許可を得て転載させてもらうことに
しました。

以下がその内容です。

ブログを書くというのは、ワークをやる事と一緒なんだなと。

損得勘定では幸せは掴めないのはなぜなのかを説明せよとか、
いらない物を捨てる事がなぜ能力アップにつながるのかを
説明せよとか、質問自体も自分で自由に設定できる
ワークをやって、結果として記事になっている。

というのがブログなんだなと、そういう今までの認識とは
ちょっと違う視点が自分の中に産まれてきました。

つまり昨日の様に、何かしらのワークの中に常にいれば
いいんだと。

今まではただ思いつきで書こうとしていたのですが、
ワークと捉える事で小さなゴールが設定された様な、
何が言いたくて書こうとしているのか、何について
考えているのかが明確になって取り組み易くなった様に
思います。

損得勘定の世界からどんどん抜けてゆく事、
いつも何かしらのワークの中にいる事、
(ワークをやるって損得を考えている時とは比べ物に
ならない充実した世界なんだと思いました)

この2つが今の自分が一段上に昇る為のキーワードだなと、
この2つが(ロールプレイングゲームに例えると)中ボスを
倒す為の特殊武器で、それを使いこなせるか否かが、
今の自分にはポイントになっているなと思いました。

ここまで。

なぜこの感想が凄いのか、何が凄いのか分かるでしょうか?

彼は実は、コリングウッドという哲学者が言っている
「問いと答えの論理学」と同じことを自分の体験を
通して気付き、そのことを感想で述べているのです。

 

われわれは何かを発言するとき、自分に対する問いに
答えています。

例えば「腹減ったー」という発言は「今どういう気持ち?」
という問いに答えているし、「哲学を学ぶべきだ」という
発言は「みんなにとって大事なことは?」という問いに
答えているということです。

コリングウッドは、相手の発言を聞いてこの問いを
「生起」することが、コミュニケーションにおいて重要だと
言っています。

なぜかというと、その発言の意味や価値はどのような問いに
答えているかによって決まるからです。

問いという言葉が分かり難いなら、問題意識と言い換えても
いいでしょう。

僕が「どうすれば儲かるか?」という問いの解答として
『自分の価値を最大化する方法』を書くのか、それとも
「人間はどうあるべきか?」という問いの解答として
同じ記事を書くのかでは、まったく意味が違いますよね?

哲学書を読む際にも、彼らの問いを誤って捉えてしまうと、
それだけで哲学書に書かれた「発言」の意味も誤って
捉えることになるワケです。

ホッブズやルソーなんかがよく誤読されるのは、
読者の生起する問いが間違いやすいからだと言えるでしょう。

 

問いが正しければ答えも正しい。

質問が素晴らしければ答えも素晴らしい。

問いと答えはこういう関係にあります。

無邪気な子供のように、普通の大人が問えないようなことを
問えることは、その意味で非常に価値のあることです。

今回の場合で言えば、「この感想の何が素晴らしいのか?」
という問いが、この記事の価値を支えていると言えます。

「すげぇ!」と思ったことに対して「何がすげぇのか?」
「なぜすげぇのか?」と素朴に問うことが、本当の意味での
「すげぇ!」の価値なのです。

何年か前に「なぜわれわれには人権があるのか」という記事を
書いたことがありますが、これぐらい深く問えるようになると、
得られる答えの価値も凄いことになります。

先日の「神の殺し方」でも、「なぜ時間は過去・現在・未来に
流れるのか?」という問いに対する答えを話しました。

こんな感じで、人が問えないことを問うことは、人をワクワク
ドキドキさせることにも繋がるのです。

 

そうと分かれば、もう何でも問うしかないですよね?(笑)

素晴らしい問い、もとい、素晴らしい質問が届くことを
心よりお待ちしております(笑)

ありがとうございました。

 

※この記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。

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