前回お話した特定秘密保護法案の件でも明らかなように、
自民党が醜い本性を現し、暴走し始めました。

今になってやたらと自民党を批判する人が出てきていますが、
そもそもこれは、われわれ自身が選んだシナリオである
ということを自覚しなければ、何も事は前に進みません。

TPP推進も、積極的自衛権も、言論統制も、われわれが
自らの意志で選んだ代表者がやろうとしていることです。

だとすれば、まずわれわれは、その自らの愚かさを真摯に
見つめるべきでしょう。

なんであんなバカな政治家を見抜けなかったのか。

なんで自分はバカな選択をしてしまったのか。

どうすれば、今後そんな愚かなことをせずにすむのか。

これが今われわれが考えるべき、最も建設的なことだと
思います。

自民党や安倍総理を「敵」だと思うのは勝手ですが、
その敵はまさにわれわれの中にいる「敵」でもある
ということです。

 

既にお気付きだと思いますが、これから日本がたどることに
なるであろうシナリオは、どれも最悪です。

何をどう楽観的に考えても、あと数年で日本が爆発的に蘇る
なんて可能性は0.0001%もありません。

原発問題、社会保障問題、増税、TPP、積極的自衛権、
憲法改正など、まったく希望がないと言ってもいいでしょう。

しかし、ここでよく考えて欲しいことがあります。

今挙げた例はどれも「政府に希望がない」であるとか
「国に希望がない」という話でしかない、ということです。

そういったものに対してわれわれが期待しているかぎり、
希望は無い。

こう言い換えれば分かりやすいでしょうか。

つまり、われわれは(無意識的にではあれ)まだ国や政府に
どこか期待してしまっているのです。

 

先程あれだけバカにしたにもかかわらず、われわれは未だに
こういう状態から抜け出せずにいます。

心のどこかで「希望は国や政府が作るものだ」と思っている。

そういう無責任な期待が、今の腐った国や政府を作ったのだ
ということに、気付いていないのです。

これこそがわれわれの本当の「敵」だということを理解して
ください。

この「敵」を自覚しないかぎり、どう足掻いてもわれわれに
希望はありません。

なぜなら、「敵」も希望も、われわれの中にあるからです。

その無責任な期待を捨てられなければ、最悪のシナリオは
一発逆転のないまま、最悪なまま結末を迎えることになる
でしょう。

それこそが、本当の最悪なシナリオなのです。

 

当たり前ですが、国や政府の描くシナリオが最悪だったとしても、
われわれがそのシナリオに乗らなければ何も問題はありません。

いや、何も問題がない、というのは少し言い過ぎなんだけども、
少なくともわれわれが思い描いているほど悪いことにはならない。

これはつまりどういうことかと言うと、国や政府の方針を無視して、
今までの常識を無視して、自分の生き方を自分で模索すればいい、
ということです。

まあ極端に言えば「自給自足」ですね。

そういうシナリオを自分で作れば、国とか政府とか、そういう
遠くのことはほとんど関係がなくなります。

これは別に冗談で言っているワケではありません。

完全な自給自足はかなり非現実的ですが、半自給自足ぐらいならば、
集落(コミュニティ)単位でやってやれないことはないと思います。

僕が米を作って、他の人が野菜を作り、豆を作り、木を切り、
料理を作り・・・という感じで、細かいことを含めても
200人ぐらい居れば、なんとかなるんじゃないでしょうか。

これを馬鹿げていると思うのは勝手ですが、こういう発想がないと
これからは生きていけないと僕は考えています。

だって、もはや頼れるものは自分と仲間以外にはいないんだから、
全部マンパワーでやるしかないでしょ。

シナリオを自分で作るとは、こういうことなのです。

 

誰がどれだけのシナリオを想定しているかは分かりませんが、
僕はいずれ(結構近いうちに)ハイパーインフレが起こると
思います。

むしろ政府はそれを自ら望んでいると言っていいでしょう。

なぜなら、それで財政の問題は帳消しになるからです。

他にも、今まで積み重ねてきた、あらゆるヤバイ証拠を、
ハイパーインフレのどさくさに紛れて消し去るということも
考えているかもしれません。

その点については、われわれにはどうしようもありませんから、
われわれが考えるべきは、そうなったときにどう対処するか、
ということだけになります。

ハイパーインフレになって一番困るのは食料ですね。

経済が崩壊するワケですから、経済によって支えられている
インフラ機能も一時的に停止するかもしれません。

電気、水道、ガスなどが止められたら、どうしますか?

スーパーに人が溢れて食料が買えなかったらどうしますか?

お金が紙くずになったらどうしますか?

推論によって「そうなるだろう」と予測される今、われわれが
やるべきことはある程度決まってきます。

ほら、自給自足が現実味を帯びてきたでしょ?

最悪のシナリオってのは、そういうことですよ。

みんな甘く見ていますが、われわれが今どういう時代に片足を
突っ込んでいるのか、ちゃんと確認しておくべきだと思います。

僕の言っていることは、大袈裟でも何でもないのです。

 

経済が止まれば、われわれの常識を支えているほぼすべての
機能が停止します。

歴史的に経験のないレベルの巨大な台風や地震が襲ってきたら、
われわれの生活基盤は失われます。

こういう最悪のシナリオが、今既に手元にあるワケですから、
そのための準備をしないというのは、どう考えても自殺行為としか
思えません。

逆に言えば、最悪のシナリオを今既に知っているということ、
それこそが、われわれにとっての希望なのだということです。

どんな災害も、あらかじめ分かっていれば、対処できます。

その準備すらしていないのに、「もう日本は終わりだ」とか、
僕にはちょっと理解できません。

勝手に最悪のシナリオで話を終わらせてんじゃねーよ、と。

まだまだ話の続きはあるでしょ、と。

そう思ってしまうのです。

 

最悪のシナリオは確かにあります。

そして、それは必ずと言っていいぐらいの確率で現実になるでしょう。

けれども、だからどうしたと言うのでしょうか?

それでもわれわれは生きていかなければならないのです。

泣きごとを言っている暇があるなら、さっさと自分のやるべきことを
やりましょう。

今は不安になっている時間ですら、惜しいのですから。

ありがとうございました。

 

※この記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。

ブログで公開しているのは全メルマガ記事の3分の1程度です。

すべての記事を読みたい場合は下のボタンをクリックして
メルマガ『脱凡人のすすめ中級』にご登録ください。

登録後は、ブログ未公開記事を含むバックナンバーが
届くようになっています。

メルマガ登録はこちらをクリック