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思考を現実化させる方法
  前回の記事を読んで 「無意識的な思考ってどうやって変えるの?」 という疑問が浮かんだと思います。 僕はそういう質問を待っていたんですが、残念ながら誰からも そういうメールは届きませんでした。 やる気あんの? とか言ってみたり(笑) ただ、あれでは説明が足りていないのは分かっているし、 それをそのまま放っておくのも嫌なので、もう少し補足の説明を 加えておくことにします。   無意識的な思考というのは、文字通り「無意識的」ですから、 普通に考えれば意識的(意図的)に変えることはできないように 思えます。 しかし、歩いている時に左足だけで跳ねたり、ご飯を食べてるときに 味噌汁ばかり飲んでみたり、そういったことは意識すれば普通に できるし、普段は無意識的にやっている呼吸だって、意識すれば 止めることができます。 つまり、無意識的な思考そのものは変えられなくても、無意識的な 思考による“行動”は変えることができるということです。 ところで、無意識的な思考というのは、どこからともなく湧いてきた ものなのでしょうか? 僕らが意識せずに歩けるのは、あるとき突然そういう無意識的な思考が 頭の中に湧いてきたからなのでしょうか? そんなことが有り得ないことぐらいは、誰でも分かるはずです。 僕らが歩けるようになったのは、記憶もないぐらい小さい頃に 何度も転んでその技を身に付けたからです。 自転車だって、一度乗れるようになってしまえば無意識的に感覚で 乗れてしまうけれども、乗れなかった頃は何度も練習したと思います。 ・・・。 気付いたでしょうか? 何度も練習すれば、それが無意識的にできるようになるということは、 何度も意識的に繰り返していることは、そのうち無意識的な思考に 組み込まれるということです。 無意識的な思考はこういう方法で変えていくことができます。 一言で言えば、無意識的な思考になるまで何度も意識的な思考で 繰り返す、という感じでしょうか。 ただし、これは「私は成功できる・・・」を繰り返すことの正しさを 証明するものではありません。 あれは単に言葉を繰り返しているだけですから、無意識化されるのは 「私は成功できる・・・」と唱える行動だけです。 つまり、意識しなくても「私は成功できる」と唱えられるようになる、 ということです。 当たり前ですが、そんなもんは誰も望んでいません。 重要なのは、繰り返している“行動”、より正確に言えば行動や 思考から得る“経験”が無意識化していくということです。 これを理解していなければ、その人は自分の思い描いく思考を現実化 させることはできません。 例えば「モテたい」というのを現実化させたいなら、モテている人と 同じ行動や思考を、それが無意識化するまで繰り返すということです。 同じく、お金持ちになりたいなら、お金持ちと同じ行動や思考を、 それが無意識化するまで意識的に繰り返す。 そうすれば“気付いたときには”思考は現実化しています。   分かるとは思いますが、これは単純ではあっても簡単ではありません。 誰でも簡単にできるなら、そもそも「“成功”哲学」ではないですしね。 成功とは、多くの人が容易に到達できないからこそ成功なのです。 「思考は現実化する」は特別なことを言っているのではなく、 当たり前のことを言っているにすぎません。 成功者と同じことを繰り返せば、成功者になれる。 語弊を恐れずに言えば、そう言っているだけです。 巷の下らない本は、この言葉を何かと都合のいいように拡大解釈して いますが、そういうのにだけは踊らされないで下さいね。 そんなのを読むぐらいなら、このメルマガの過去の記事を読み返す方が 100倍有益です。 それは断言できます。 あんなのは凡人の読むものですから、あなたが手を出すべきでは ありません。 気をつけて下さいね。     ...more»
なぜあなたの思考は現実化しないのか
ども、杉野です。 「思考は現実化する」という有名な言葉があります。 ナポレオン・ヒルだったか誰だったか忘れましたが、そんな人の言葉です。 成功哲学や自己啓発にハマってしまっている人の中には、これを信じて毎日寝る前に1時間ぐらい「私は成功できる、私は成功できる、私は・・・」と唱えている人がいるワケですが、お恥ずかしながら、僕も一時的に唱えていたことがあります。 1日5分を3日間(笑)。当たり前ですが現実化はしませんでした。 さすがに3日じゃ無理だろ、と思うかもしれませんが、実はこれはそういう単純な話ではないんです。 1日何分唱えないといけないとか、毎日唱え続けないといけないとか、そういうのは効果の有無以前に「思考は現実化する」とはまったく関係がありません。 詳しいことは後から話しますが、とにかく、そういう念仏には効果はありませんので、そんなことをやっている暇があるなら、もっと他の努力をして下さい。 その方が絶対に有益ですから。   ■勝手な解釈 そもそも「思考は現実化する」とは、一般に考えられているような「考えたことは実際に起こる」というアホな意味ではありません。 ましてや「ポジティブ思考は世界を救う」みたいなイタイ意味でもありません。 今挙げたのは僕らの“勝手な解釈”であって、正確な意味とは違います。 例えば「この魚を下さい」というセリフを考えてみましょう。 僕らがこのセリフを読んで普通に想像するのは、主婦が魚屋さんで特定の魚を指して「この魚を下さい」と言っている場面だと思います。 人によっては料亭の料理人が市場に魚を仕入れにきたところを想像するかもしれませんし、もっと他の場面が浮かんだかもしれません。 この時点で2通り以上の解釈が出てきたワケですが、僕はもっと違う場面を想定して今のセリフを書きました。 B'zの稲葉さんがテレビCMで「この魚を下さい」と、消臭力ばりの熱唱でシャウトしている。そういう場面です。 これは敢えて極端な例にしましたが、そこに明確な文脈が設定されていなければ、僕らは“勝手に”自分で文脈を設定して、勝手な解釈をしてしまいます。 こうして僕の意図した稲葉さんは、あなたの勝手な解釈によって消え去っていくのです。 グッドラック、稲葉さん。   ■「思考は現実化する」の誤解 「思考は現実化する」でも、今の話と同じことが起こっています。 「思考」という言葉から僕らが想像するのは「考えること」です。 同様に、「現実化」という言葉からは「実際に起こること」という意味が浮かんできます。 しかし、それらが作者の意図した意味かどうかは、その言葉が使われた文脈を確認しなければ分かりません。 僕はその文脈を正確には知りませんが、恐らく今言ったような意味になる文脈ではないと思います。 だって「考えたことが実際に起こる」なんて有り得ないですから。 もし出来るなら目の前でやって見せて下さいよ、という話です。 信じたいなら信じてやってもらえばいいですが、「考えたことが実際に起こる」には根本的に理屈が欠けています。 どういう仕組みで、何がどうなって考えたことが実際に起こるのか。それが説明されていません。 とにかく毎日念仏を唱え続けていればいいんだ、という強引な理屈なのかもしれませんが、それではあまりに説得力がないですよね。 理屈を重んじるアメリカ人が、それを無視して本を書くなんてことは考えられませんから、そこには必ず納得のいく理屈があるはずです。 その理屈さえ分かれば、言葉自体は何でもいいワケです。 大事なのは「思考は現実化する」という言葉ではありません。「思考は現実化する」は何を意味しているのか。 それが何よりも重要なのです。   ■「思考」の意味 そこで今からこの言葉の意味を1つずつ丁寧に考えていきます。 僕の言うことが必ずしも正しいワケではありませんが、少なくとも巷に出回っている成功哲学や自己啓発の本よりは、厳密で、論理的で、何より「本気だ」ということは間違いありません。 変なビジネス書を読むよりかは100倍ぐらい役に立つことを話していきますので、ここからも集中して読んで下さい。 まずは「思考」という言葉から考えます。 先程も言ったように、これは一般的には「考えること」という風に解釈されています。 それは言葉の定義としては間違いではありません。 思考という言葉を辞書で引けば「考えること」という意味は当然載っているはずです。 ただ“厳密に言うと”「考えること」には2つの種類があります。 細かい話は長くなるので割愛しますが、1つは意識的な思考、もう1つは無意識的な思考です。 その中で一般に「思考」と呼ばれるのは前者です。 僕らは何かを考えると同時にその何かを意識しています。 計算をしたり、明日の予定を考えたり、物思いにふけったり、稲葉さんを応援したり(しつこい)、そういうことを意識的に考えているワケですが、この意識が働いているのは一日のうち多くても数時間程度です。 歩いているときや電車に乗っているとき、相手と話しているとき、食事をしているとき、お風呂に入っているとき、寝ているときなどは意識的な思考はほとんど働いていません。 だったら何も考えていないのかというとそうではなく、そこでは無意識的な思考が働いてくれているのです。 いちいち歩くときに「次は右足を出して、その次は左足を・・・」なんて考えませんよね? いつもの通勤電車に乗るときに「次はあの駅で降りて、乗り継ぎはこの辺が一番便利で・・・」というのも考えないと思います。 さら言えば、食事中に「次はご飯を食べて、その次に味噌汁を一口飲んでからハンバーグを食べよう」なんて考えないはずです。 そこではすべてが無意識的な思考で処理されています。 そしてこの思考は寝ている間も脳をリフレッシュさせたり、その日の情報を処理するために24時間働き続けているのです。   ■無意識の思考の影響力 さて、ここで問題です。 1日数時間しか働かない思考を変えるのと、24時間働いている思考を変えるのとでは、どちらが人生に大きく影響するでしょう? ・・・答えは明確ですね。 24時間働いてくれる無意識的な思考の方が圧倒的に影響は大きいです。 当然、意識的な思考も人生に影響を与えますが、それは無意識的な思考に比べれば多くても6分の1程度(通常は10分の1以下)の影響力しか持ちません。 だとしたら、人生に、現実に、実際に、影響を与えているのは無意識的な思考だと言い切っても言い過ぎではないと思います。 というか24時間働いてるんだから、当たり前ですよね。ここまで言えば、なぜ念仏が無意味なのかは分かったんじゃないでしょうか。 それは意識的な思考にしか影響を与えないから無意味なのです。 そんなもんは1日1時間やろうが5時間やろうが、無意識的な思考の影響力にはおよびません。 だからもっと他の努力、つまり無意識的な思考を変える努力をして下さい、と言ったのです。 「思考は現実化する」の「思考」については、もはや説明の必要はないと思いますが、それは一般に思われているような“意識して”考えることではなく、24時間“無意識的に”勝手に考え続けられていることを意味しているということなのです。   ■「現実化」の意味 次は「現実化」の話。 こっちはもう何も言うことがないというか、上記の話が理解できていれば自分で導けることなんですが、これは「実際に起こる」というよりも「既に起こっている」に近い意味になります。 無意識的に思考したこと、例えば歩くことは、それを意識するまでもなく起こっていますよね? 電車の乗り換えも食事も全部、気付いたときには既に起こっていると思います。 それが「現実化」の意味です。 恐らくこれを読んでもしっくりきてないと思いますが、それはあなたに「思考」は「意識的に考えること」だという固定観念があるからです。 僕らが意識しようがしまいが、無意識的な思考の方は勝手に働いています。 だから現実化は僕らの気付かないうちに常に起こっているのです。 わかるかなー、この感覚。これは言葉ではこれ以上説明できません。 いや、実際には出来るんだけども、それは『初級』の領域からは大きく外れていってしまうので、あえて詳しくは説明しないという意味です(新年一発目の『中級』では、それに近いことを話しましたが)。 ですから、「現実化」の方は今すぐ理解できなくても構いません。 「思考」の方さえちゃんと理解して実践していってもらえれば、そのうち“実感として”(感覚として)分かるようになりますから。 今は「ふーん、そうなのかぁ」と気楽に捉えておいて下さいませ。   ■まとめ 以上をまとめると、「思考は現実化する」とは 無意識的な思考は既に(常に)現実となって起こっている という意味になります。 これが“実感レベルで”分かるようになれば、もうあなたは余裕で脱凡人です。 そのためにまずはちゃんと頭で、論理で、理屈で、理解して下さい。 その上で自分の人生に当てはめてもらえれば、誰よりも効果的に「思考は現実化する」という格言を活かすことができます。 そうなれば、あとは楽勝です。 是非やって下さいね。   ではでは。 ありがとうございました。   ※この記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。 ブログで公開しているのは全メルマガ記事の3分の1程度です。 すべての記事を読みたい場合は下のボタンをクリックして メルマガ『脱凡人のすすめ中級』にご登録ください。 登録後は、ブログ未公開記事を含むバックナンバーが 届くようになっています。 メルマガ登録はこちらをクリック   ...more»
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