ども、ペスです。

このブログでは今まであまり政治のことに具体的に触れたことはなかったのですが、
イタイ立候補者が乱立している今の状態を見て黙っていられなくなったので、少しばかり
僕の考えをここで述べておきたいと思います。

なるべく手短に分かり易く話しますので、どうかお付き合い下さい。

 

まずさしあたって言っておきたいのは、TPPとか原発問題とか消費税とか景気回復とか
社会保障とか、そういったメディアで取り上げられているテーマで政治を考えていたのでは
われわれの生活はずっと変わらない、ということです。

いろんなテレビ番組では、あたかもこれらのテーマが何よりも重要であるかのように
報道されています。

「今回の選挙では、各党のこのテーマについての政策が何よりも重要になるでしょう」

そんなことを政治の「せ」の字も知らないアナウンサーや、それらしことを言うだけで
お金がもらえる政治評論家が言っているワケですが、その見方は間違いです。

なぜそんなことが言い切れるのかというと、それらのテーマがすべて単なる「手段」に
過ぎないからです。

TPPに参加するか否か、原発を続けるか否か、消費税を増やすか否か、景気を優先するか
否か、そういったことはすべて目指すべき目標・目的があってはじめて意味を持ちます。

「日本は環境エネルギー推進国を目指すべきだ」

もし日本にそういう国家目標があるならば、原発を今すぐやめるという選択もアリになる
だろうし、TPPや消費税の問題は環境問題と照らし合わせながら議論を進めていくことに
なるでしょう。

「日本はアメリカを超える経済大国を目指すべきだ」

そういう目標ならば、TPP参加は必須だろうし、原発廃止や消費税増税は少し様子を
見なければならないということになるかもしれません。

いずれにしても国家の目標があってこその、TPPや消費税や原発だということです。

ここの議論をすっ飛ばして場当たり的に政治を論じることには何の意味もありません。

ましてや「どの党を選ぶのが得か」という利己的な欲望のままに政党を選んでいては、
今までと何も変わらないのです。

 

現状のままでは、どの党を選んでもわれわれが裏切られるのは必然です。

なぜなら、彼らの言い訳はいつも

「状況が変わったんだから、手段が変わるのは当然でしょ?」

「震災でお金が足りないんだから、増税するのは仕方ないでしょ?」

だからです。

そうやって彼らは、のらりくらりとわれわれの言葉をかわすのです。

だったら最初から「状況が変われば話は別です」と正直に言えよ、と。

「手段は状況によって使い分けるに決まってるでしょ」と言えよ、と。

僕はそう思うのですが、どうでしょうか?

そういう正直な政治家が現れないのは、われわれがそういう正直な政治家に耳をかさない、
もしくは支持しないからなのではないでしょうか?

誰でも分かると思いますが、状況によって手段が変わるのは当たり前のことであって、
それは本来なら責められるようなことではありません。

雨が降ったから遊園地に行くのはやめて家でゲームをしよう。

この場合の雨が「状況」で、遊園地とゲームが「手段」です。

状況によって手段が変わるというのは、これぐらい日常的で当たり前のことです。

にもかかわらず、彼らは「絶対に遊園地に行きます」というバカみたいな約束を平気で
してしまうのです。

そんなもん守れない(守る意味がない)に決まってるじゃないですか。

雨の日に遊園地に行って何が面白いのか、と。

状況を無視して手段を優先することに何の意味があるのか、と。

むしろそんなところに固執されたら、政治の柔軟性が一切なくなってしまいます。

それこそわれわれにとって憂慮すべき事態です。

こういうあまりにお粗末な選挙が今行われているということを、われわれは理解しなくては
ならないと思うのです。

 

遊園地に行くか、家でゲームをするか。

TPPに参加するか、それとも断固反対か。

そういうことは状況によって使い分ければいい話です。

大事なのは、いかに楽しくすごすか、つまり政治の話に戻すならば、いかに目指すべき国を
作っていくのか、です。

目標さえ達成できれば手段は問わないとまでは言いませんが、目標と状況によって手段を
使い分けるのは当たり前、というよりも必要なことなのですから、これから先に何が
起こるか分からない今の段階で手段のことをごちゃごちゃ言っても始まりません。

火力発電所で事故が起こりまくったら、原発だって動かさざるを得ないでしょうし、
また大きな震災があったら消費税減税なんて言ってられなくなるかもしれません。

そういうことが起こらないと言い切ることができない以上、「原発やめます!」とか
「消費税を減税します!」とか断言したって意味がないのです。

予定はあくまでも未定。

状況に合わせて臨機応変に対応するしかない。

そのことを正直に言っている政治家や政党だけが信用に価するのです。

 

もちろん、現段階における予定を発表することには意味はあります。

「“今のところ”原発はすべて停止させる予定です」

「“今のところ”TPPには反対する予定です」

これはこれで有権者は参考にしなければなりません。

ただ大事なのは、何に向かって原発を停止させる予定なのか、何に向かってTPPに
反対する予定なのかを見極めることです。

明るい未来とか、輝く希望とか、そういう曖昧な目標には注意して下さい。

その政党や政治家にとって明るい未来でも、それが具体的に示されていない以上、
あなたにとって暗い未来である可能性は捨てきれないからです。

そして恐らく、明るい未来と言った本人たちは、明るい未来が何を指しているのかを
明確に把握していません。

もし把握していたなら、そんな曖昧な言葉は最初から使わないはずだからです。

つまり、彼らは自分が何を目指しているのかすらも理解できていないのです。

この辺の詳しい考察についてはオルテガの『大衆の反逆』を参照してほしいのですが、
それぐらい危うい状況だということが分かってもらえれば、取り敢えず僕の仕事は
終わりになります。

このあと、どう行動するかはあなた次第。

今回の選挙が歴史に残る革命的な選挙になるといいですね。

お付き合い頂き、ありがとうございました。