先日、僕にしては珍しく「記憶術」に関する本をいくつか
読みました。

この手の本は昔から出版され続けていて、書かれていることは
今もほとんど変わりません。

最近は脳科学の研究とタッグを組むことが増えていますが、
それも言っていることは同じで、記憶というのは結局

1.繰り返し
2.感動

の2つが肝になっています。

何度も目や耳にしたり感情が大きく動いたことは記憶に定着する、
というヤツです。

ここから導き出されるあまりにも当たり前の結論があります。

それは「記憶したかったら楽しめ」です。

ゲームであれ、マンガであれ、デートであれ、セミナーであれ、
楽しければ繰り返し体験したくなる(継続したくなる)し、
楽しいワケですから当然感情も大きくプラスに動いています。

実際、それらの体験は記憶に残っているはずです。

つまり「真の記憶術」なるものがあるとすれば、それは巷に溢れる
なんちゃら記憶術などではなく、記憶すること自体を楽しむこと
なのです。

 

われわれが記憶を楽しむためにできることは2つあります。

1つは記憶したいことを楽しく語ってくれる人を
見つけることです。

英語であれ、数学であれ、歴史であれ、どんなコンテンツも
それ自体がつまらないワケではありません。

われわれがそれをつまらないと感じるのは、そのコンテンツを
取り巻くコンテクストが、つまりその語り方や語る人が
つまらないからです。

数学が苦手だったとしても、片思いの人に教えてもらえば、
強烈に記憶に残ると思います。

それは無味乾燥な「数学の記憶」ではなく、甘酸っぱい
「思い出」になるからです。

同じ数学というコンテンツでも、先生に語られるのと
片思いの人に語られるのとでは、記憶の定着具合が
まったく異なるワケです。

もう1つは、自分で楽しさを見出すことです。

例えば子供がよくやる「白線からはみ出たら死ぬ」みたいな
ゲームがありますよね。

あれは彼らが「白線」という無機質でつまらないものに
楽しさを見出している1つの例です。

われわれは本来そういったことができる生き物なのですが、
大人になる過程でその能力を失ってしまいます。

特にエンターテイメント、つまり楽しませてもらうことに
慣れてしまうと、つまらないものをつまらないものとしてしか
見られなくなってしまうワケです。

そうなると自分で自分の記憶力を高めることができないので、
もし楽しい人を見つけられないなら、そこは地道に鍛えて
おきましょう。

 

まとめると

1.楽しませてもらうこと
2.楽しさを見出すこと

の2つが僕の考える「真の記憶術」です。

ただし前者は人を探すのが大変、後者は鍛えるのが大変です(笑)

前者を見つけられればそれに越したことはないと思いますが、
自分の学びたいジャンルに必ずそういう人がいるとは限りません。

「だったら、あなたがそれをやったらどう?」というのが
僕からの提案です。

つまらないものを楽しく伝えることは、それだけで恐ろしく
価値がありますからね。

そろそろ与えてもらう側は卒業して、与える側になりませんか?

それが人生を好転させる最大のコツだと思いますよ。

ありがとうございました。

 

※この記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。

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