先日、京都水族館に行ってきました。

そこにアカネハナゴイというその名の通り茜色をした魚が
いたのですが、その魚はなんと基本的に個体全部がメスなんだ
そうです。

じゃあどうやって子供を作るのかというと、それらの個体の中で
大きいヤツがオスになるとのこと。

Y染色体が消滅の危機にある今、人類がこういう進化を遂げる日も
近いかもしれません。

 

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リーダーの立場を揺るがないものにする2つの条件

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「今は悩みを解決してくれるヒーローではなく、一緒に悩んでくれる
リーダーが求めてられている」

いつだったか、何かの雑誌にこんなことが書いてありました。

一昔前はスーパーマンのような人たちに人気が集まっていたのですが、
今人気のある人たちというのは非常に地味というか、身近というか、
そういう傾向にあります。

例えば『カフェごはん』で人気絶頂中の山本ゆりさん辺りが
分かりやすいでしょうか。

彼女はどこにでもいる料理好きの主婦(普通の人)なのですが、
彼女のブログは書籍化され、今や累計280万部を超える大ヒットと
なっています。

ブログを見れば分かるように、彼女はかなり凡人的な人です。

にもかかわらず、いや、だからこそ大衆の支持(共感)をここまで
得ることに成功しています。

彼女は普通の人が悩むようなことで同じように悩み、苦しみ、闘って
生きているからです。

僕の場合はそういうものを「下らない」と一蹴してしまいますから、
当然彼らの支持は得られません(笑)

僕は普通の人の支持は求めていないのでそれで構わないのですが、
「一般に」今人気のある(支持を集める)人というのは彼女のような
普通の人になってきているワケです。

他にもユーチューブやニコニコ動画のコミュニティはその傾向が
強いですよね。

『Hikakin』や『Kazuya』、『瀬戸弘司』、『ペインダンカン龍之介』
などなど、その手の人たちは探せばいくらでも見つかります。

彼らは一様に普通の人です。

でも普通の人だからこそ、普通の人が面白いと思うような発想が
浮かぶし、普通の人の気持ちを動画で代弁することによって彼らは
支持を集めることができるのです。

 

リーダーの仕事というのは、何よりも第一に支持を集めることです。

それは言い換えれば共感を得ることであり、他者から信用もしくは
信頼されることです。

そのために、われわれは最初に「誰に」共感してほしいのか、
「誰に」信用・信頼してほしいのかを考える必要があります。

上に挙げた彼らは恐らく、共感してくれるなら誰でもいい、と
思っている人たちです。

もちろんそれが悪いということではありません。

それが彼らの理想ならば自由にやってくれればいいのですが、
多くの人(彼らを含む)はそんなことは何も考えていないように
見えるのです。

そうやってテキトーにコミュニティを作るとどうなるかというと、
そのコミュニティは短命に終わります。

なぜなら彼らは成長しないリーダーであり、そんなリーダーを
支持する人たちも同じく成長しない人たちだからです。

たしかに大勢の支持を集めれば注目はされます。

山本ゆりさん然り、Hikakin然り、彼らは今乗りに乗っていると
言っていいでしょう。

けれども、以前にも言ったように、われわれにとって重要なのは
短期的な結果ではなく、どれだけ結果を出し続けられるかです。

結果を出し続けるには、成長し続けるしかありません。

時代は常に「次」を求めているからです。

だとすれば、われわれは共に「慣れ合う」お友達ではなく、
共に「成長する」仲間をちゃんとselectする(厳正に選び抜く)
べきではないでしょうか。

それがコミュニティの未来を背負うリーダーの責任でもあると
思うのです。

 

ところで、冒頭で「今は悩みを解決してくれるヒーローではなく、
一緒に悩んでくれるリーダーが求めてられている」と言いましたが、
あれは「解決できないリーダーでもいい」という意味では
ありません。

リーダーにとって仲間の悩みを解決することは容易なことなんだ
けれども、敢えてそこで手を出さずに、仲間の成長のために一緒に
悩んであげる。

これがリーダーであり、リーダーの仕事なのです。

リーダーは道だけを示すべきであり、答えは本人に考えさせ
なければなりません。

そうしなければ彼らは成長できないからです。

山本ゆりさんの場合であれば、「料理の作り方は教えるけれども、
料理を直接作ってあげたりはしない」という感じでしょうか。

これによって彼女のブログの読者は、料理の腕前が上達する
ワケです。

何を道と感じて何を答えと感じるかは人によるので一概には
言えませんが、われわれの仕事は仲間に道、つまり問いを
与えることです。

あなたが適切な問いを与えることができれば、あなたの仲間は
あるべき方向に成長することができます。

適切な問いとは、その問いを解くことによって、その人の望む
未来が得られるような問いです。

例えば僕は先日ある読者の方に以下のメールを送りました。

> >「なぜ人間だけが自然に逆らうことができるのか」
>
> >人間も自然の一部だとすれば、植物や動物と同じように
> >自然と調和していないとおかしいと思うのです。
>
> >でも、なぜか人間はその調和から外れることができる。
>
> >どこかに神様がいるとしたら、なぜ人間にわざわざこんな
> >面倒な性質を与えたのでしょう?
>
> >進化論が正しいとすれば、なぜ人間は自然に逆らうような
> >性質を進化の過程で獲得したのでしょう?

これはかなり極端な例ではありますが、このときの僕は
「この問いを考えれば、この人はきっと成長できるに違いない」と
思ったから、こういう問いを出したということです。

この問いに限って言えば、誰が考えても凄く成長できるとは
思いますけどね。

それはともかく。

われわれの仕事の大部分は仲間(顧客や部下、後輩、子供を含む)に
「結果を出させること」だと言い切っても過言ではないワケですから、
そのためには道を教えられる人にならなければならないということです。

 

以上をまとめると

1.(仲間を選びつつ)支持を集める
2.仲間に進むべき道を教える

の2つがリーダーの主な仕事ということになります。

上司や親の立場にある場合は特によく聞いてほしいのですが、
相手(部下や子供)からの支持がないのに道を教えても無駄です。

それは単なる「押し付け」に過ぎません。

相手に成長してほしいなら、何よりも相手の支持を得てください。

上記の2つは順番通りでなければならない、ということです。

まずは支持を集め(支持されるような人間になるまで己を磨き)、
支持してくれた人たち(コミュニティ)に対して進むべき道を教える。

リーダーの仕事、すなわち、われわれの仕事はそれだけです。

「それだけ」がいかに難しいかは言うまでもないと思いますが、
そこは地道に努力するしかありません。

がんばっていきましょう(笑)

ありがとうございました。

 

※この記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。

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