つい2日ほど前に、年商数百億の企業や多くの上場企業の
コンサルタントをされている方のマーケティングセミナーに
参加してきました。

実はこの方を知ったのはつい2週間ほど前のことで、
たまたまフェイスブックの広告をクリックしたことが
キッカケなのですが、彼のメルマガを読んだり音声を
聞いたりしてみて、

「あぁ、この人は王道を行くまともな人だ」

ということが分かったので、どういう話をするのか
気になってセミナーに申し込んだ、という感じです。

僕も最近マーケティングやコピーライティングを改めて
勉強し直さなきゃいけない衝動に駆られていたので、
そのタイミングと重なったのも大きいと思います。

 

んで、肝心のセミナーの内容はどうだったかというと、
思った通りのものでした。

要するにマーケティングの「マ」から教えてくれる王道で、
真面目で、手堅いセミナーだった、ということです。

この人の言うことを素直に実践すれば、間違いなく結果は
出ると思います。

数々のどデカイ企業のコンサルタントをしているというのは、
伊達ではありません。

それでいて参加者が実際にやっているビジネスに合わせて
例を出してくれるので、初心者でも頭に入りやすい。

セミナーとしては文句の言い様のない素晴らしいものでした。

しかし、僕がこのセミナーで得たのはマーケティングの
実践的な知識ではありません。

これが今回の話のポイントです。

確かにそれはそれで大きな価値ではあったのですが、
僕はそれ以上に重要なことに気付かされました。

それは「自分はマーケティングができていなかった
というよりも、マーケティングをしたくなかっただけなんだ」
ということです。

マーケティングをしたくない。

この自分の気持ちに気付けたことが、僕がセミナーで得た
最も大きなものだったのです。

 

なぜ僕はマーケティングをしたくないのか。

それはこちらの意図、つまり合理的な面が(必要以上に)
強く出てしまうからです。

例えばそのセミナーではフェイスブックの友達の増やし方や
誰を友達にすべきかなどの話がありました。

これは要するに、自分の顧客になってくれそうな人を友達に
しましょう、ということなのですが、僕はどうしてもそこに
違和感を感じてしまうのです。

確かにビジネスを成功させるためにはそれは合理的であり、
正しい方法なのだと思います。

でもなんか嫌なんですよ。

あと、同業者と組んでメルマガのリスト(登録者)を増やす、
みたいなテクニックも教わりましたが、それもやっぱり
やりたくありません。

だってそれって、好きでもない相手にリストを集める目的で
(一時的ではあれ)言い寄れ、ってことでしょ?

ハッキリ言って僕はそういうヤツを「キモイ」と思います。

だから僕は(仮にそれでビジネスが上手くいくとしても)
そんなことはしたくないのです。

 

もちろんどれもバランスだということは分かっています。

やりたくないことまでやらなくてもいい。

それはそうでしょう。

けれども、そういうことを考えていくと僕がやりたいことは、
マーケティングにおいてはほぼ皆無なのです。

かろうじてDRMだけは僕のやりたいこととの相性が
抜群なので取り入れていますが、それでもフロントエンドとか
バックエンド戦略なんてものは考えていません。

そういうことを考え始めた瞬間に、顧客が、メンバーが、
仲間が置き去りになるからです。

器用な人であれば仲間のことを考えながら戦略を考えたりも
できるんだろうけれども、僕はそんなに器用ではありません。

それに、もし僕がそんなことを器用にこなす人間だったら、
今のメンバーは集まらなかったと思います。

もっと言えば、僕がそれをやり始めると同時に今のメンバーは
去っていくはずです。

去っていかないとしても、僕の中で合理性に対する違和感が
膨れ上がっていくことは、なんとなく予想がつきます。

そんな状態でビジネスが続けられるとは思えません。

別にリストをたくさん集めることや、利益を最大化することが
悪いと言いたいワケではありません。

ただ、それ以上に貫かなければならない、貫きたい何かが
僕にはあるのです。

 

正直、その「何か」を妥協できたら、どれだけ楽だろうと
思います。

ネットでよく見かける人たちのように、無邪気にリストを
大量に集めて、稼ぐことに集中できたら、僕の生活も
違っていたでしょう。

これは皮肉ではなく、彼らをうらやましいと思うことは
何度もあったし、今でもたまにあります。

今回のようなセミナーに参加したのは、その何よりもの
証拠です。

でも、やっぱり僕には無理でした。

どうしても嫌なものは嫌なのです。

それをやってしまったら僕という人格ではなくなってしまう。

その感覚を無視することは、僕にはできそうにありません。

 

こんなわがままな人間がこうして支持していただけている、
生かしていただけているというのは、本当に奇跡だと思います。

でもそれは逆に言えば、こんなわがままな人間でも生かして
いただける時代になったということです。

そう考えると、案外ビジネスを意識しない方が、
自分が貫きたいことを貫く方が、結果としてビジネスに
なるのかもしれません。

僕のような生き方が万人に当てはまるとは思わないし、
僕と同じことをやって同じようになる保証は何もありませんが、
少なくともそうやって生きられている人間がいるということは
覚えておいてください。

嫌なもんは嫌。

それが「あなたらしさ」を表す、あなたの人生を切り拓く
「何か」かもしれません。

ありがとうございました。

 

※この記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。

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