人間がどうしても手に入れたくなるものとは何か。

それは今の自分では手が届かないと思っているものです。

宝くじやブランド品を多くの人が手に入れようとするのは、
大金やブランド品は自分から遠く離れた存在だと
思っているからに他なりません。

これは人間でも同じで、われわれは簡単に手が届くと思う
相手をわざわざ手に入れようとはしません。

就活なんかが一番分かりやすいですが、優秀な生徒は
どの企業も手が届きにくい(手に入れにくい)と思うので
必死になって手に入れようとします。

一方で凡庸な生徒は山ほどいるので、簡単に手が届くと
思われてしまって企業からは相手にされない。

男性であれば、可愛い子にはへこへこするけども、
そうでない子には冷たい、みたいなことってありますよね。

これらの態度はすべて相手を手の届く存在だと思っているか、
手の届かない存在だと思っているかで決まってきます。

多くの男性は可愛い子ほど手が届かないと思う傾向がある
ということです。

このある種の上下関係を築くことをポジショニングと呼ぶ
ワケですが、モテるとは、このポジションを相手よりも上に
持っていくこと、つまり相手から

「(手に入れたいけど)この人には手が届かない」

と思ってもらうことを指します。

これに成功すれば、その後の関係はあなたの
思うがままです(笑)

 

相手よりも自分のポジションを上に持っていくためには、
自分が上であるということをコミュニケーションの中で
相手に示していく必要があります。

そのために重要になるのが前回も話したリサーチです。

ポジションが上であるとは、自分が相手をリードする、
もしくはエスコートする立場に立っているということです。

これはゲーム制作者とゲームプレイヤーで喩えると
分かりやすいかもしれません。

あなたが相手よりもポジションを上に取ろうと思うなら、
あなたがゲーム制作者となってプレイヤー(相手)が
楽しめるゲームを作ってあげなければなりません。

アクションゲームが好きなのか、それともRPGが好きなのか。

そういったザックリした情報から、どういうストーリーに
感動するのか、難易度はどれぐらいがいいのか、登場キャラは
どんな性格にしたらいいのか・・・などなどの情報を集めて
相手が楽しめるゲーム(場)を作ってあげるのがゲーム制作者の
仕事です。

多くの人はリサーチをせず、自分勝手に自分の作りたいゲームを
作って相手にそれをやらせようとします。

それが良好な関係を作れない原因です。

もちろん例外的にそれで上手くいくこともあります。

それは自分と相手の価値観が似ていた場合で、自分に似た人が
プレイすることを想定して自分が楽しいと思うゲームを作れば、
そのゲームでも十分に楽しんでもらえます。

これまでの僕のメルマガがこのパターンです。

ただし、その場合もちゃんと「何が自分にとって楽しいか」
というのが分かっていないといけないので、簡単ではない
ですけどね。

 

いずれにせよポジションを上に持っていくために重要なのは

「相手が楽しめるゲームを提供すること」

です。

会話に置き換えるなら相手が楽しめる話題を振ってあげたり、
相手が楽しめるように話を広げてあげたりすることがそれに
当たります。

だからあらかじめ相手の興味や関心、こだわっていること、
最近ハマっていることなどを知っておく必要があるワケです。

それを知っていればその話題を振って相手を楽しませることが
できますからね。

楽しませるということは、こっちが相手のペースを握っている
ということです。

いつだってプレイヤーは受け身だし、彼らはルールを
欲しています。

自分でゲームを作るより、既にあるゲームをプレイする方が
何十倍も楽だし、そうやって人は楽に快楽が得られるものを
求めるからです。

つまりモテるようになりたければ、上手くルールを作ってあげて、
そのルールで相手を楽しませたり気持ちよくさせたりしてあげれば
いいだけなのです。

そうすることによってあなたがその場を支配することに
なります。

言ってしまえば、相手を自分の手のひらの上で転がす感覚です。

言い方は悪いですが、それで相手は気持ちいいワケですから
全然悪いことではないんですよ、そのこと自体は。

これがポジションを上に持っていく、モテる人間になる、
ということです。

 

当たり前ですが、自分のポジションを上に持っていくためには
他人の何倍もの努力(意志力)が必要です。

99%の人がなんとなくテキトーにコミュニケーションを
とっている中で、自分だけは常に神経を削って相手を緻密に
観察・分析し、どうすれば相手を気持ちよくできるかを考え、
行動し続けなければならないワケですから、そりゃしんどいに
決まってます。

決まってますが、そこから得られる報酬は凄く大きい、いや、
計り知れないワケです。

ポジショニングが上手くいって相手から好意や尊敬を
勝ち取ることさえできれば、多少失礼なことを言ったり、
無茶なお願いをしたりしても容易に受け入れてもらえます。

あなただって、自分の尊敬する人や恋人になら
多少いじられたり失礼なことを言われたりしても嫌な感じは
しないと思います。

でも全然尊敬できない、自分より明らかに下だと思っている人が
失礼なことを言おうものなら、不快にしかならないでしょう。

以前何かの番組でアンジャッシュの児島が「渡部をいじったら
すげー怒られた」と言っていましたが、それは渡部の方が
明らかに児島よりもポジションが上だからです(笑)

ポジションというのは要はコンテクストであり、それによって
コンテンツ(発言など)の意味や価値が変わってきます。

何を言うかではなく誰が言うかが大事だというのは、
ここで言うところのポジションが大事だということなのです。

 

恋愛も就活もビジネスも子育ても、人間関係はすべて自分を
ゲーム制作者、つまりリーダーやプロデューサーや監督という
ルールメイカーの立場にポジショニングできるか否かで
決まります。

自分がよいポジションをとれるようになるためにもぜひ、
観察力や分析力を磨いてリサーチを徹底してください。

次回は観察力と分析力の鍛え方についてお話しします。

乞うご期待(笑)

ありがとうございました。
追伸1:家族問題。

ポジショニングの話を理解すれば、なぜ家族の問題を
解決するのが難しいのかというのも分かります。

それは家族のポジションを動かすのが難しいからです。

自分の親や兄弟(特に兄や姉)を変えてやろうなんてのは、
ハッキリ言って労力の無駄ですからやめた方がいいです。

家族を動かしたければ、家族よりもポジションが上の人と
仲良くなって、その人に動かしてもらうという間接的な
方法をとるしかありません。

自分で作った家族は別ですが、元の家族では自分は
リーダーではなく一人のメンバーですから、そこのルールを
いじることはできないし、そういう権限もないのです。

ご参考まで。

 

ブログの記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。

メルマガは僕の気まぐれで転載したりしなかったり、まちまちです。

セミナーやワークショップの情報はメルマガでお知らせしています。

今後配信される記事確実に読みたい場合は、
下のボタンをクリックしてメルマガに登録しておいてください。

登録後は、ブログ未公開記事を含むバックナンバーが届くように
なっています。

メルマガ登録はこちらをクリック