アンケートの回答を読んだり、セミナーの懇親会で話を
聞いたりしてみて、みんなが

・相手と仲良くするにはどうすればいいのか
・相手と恋人になるにはどうすればいいのか
・相手に好意を持ってもらうにはどうすればいいのか
・相手に尊敬してもらうにはどうすればいいのか
・相手にやる気を出してもらうためにはどうすればいいのか
・相手に自分の言うことを聞いてもらうにはどうすればいいのか

という非常にベタなことを知りたがっているということが
分かりました。

これらは一言で言えばどうやったら相手と思い通りの関係に
なれるのか、ということであり、より露骨な言い方をすれば、
みんな

相手を自分の思い通りに動かしたい

と思っているということです。

異性と付き合いたいとは、異性の気持ちをこっちに振り向けたい、
つまり相手(の気持ち)を自分が望んだように動かしたい
ということになるし、お客さんと良好な関係を築きたいとは、
自分が提示した商品をお客さんが買ってくれるように動かしたい
ということの言い換えでしかありません。

体裁が悪いから誰もこういう言い方をしないだけであって、
本音はみんな相手を思い通りに動かしたい(操りたい)と
思っているワケです。

これだけ聞くと非道徳に聞こえるかもしれませんが、僕は相手を
自分の思い通りに動かすことが悪いことだとは思いません。

例えば自分に大切な生徒がいたとして、彼らをよい方向へ導いて
やろうと思ったら、彼らから一定以上の好意や尊敬を勝ち取る
必要があります。

もしあなたが僕のことを何とも思っていなかったとしたら、
僕の言うことなんて気にも留めないはずです。

僕が「瞑想しましょう」と言っても、「はぁ?」で終わりです。

でもあなたが神様のように尊敬している人の言うことなら
なんでも言うことを聞くだろうし、言うことを聞くことが
あなたの望むことになります。

あの人の言ってることなら間違いない。

あの人の役に立てるなら光栄だ。

そう思い込んで実践するでしょう。

これは自分の子供やお客さん、恋人も同じで、相手の悪い癖や
マイナスな部分を直してもらうためには一定以上相手からの
好意や尊敬を勝ち取り、こちらの言うことを聞かせる必要がある
ワケです。

もちろんこれを悪い方向に使えば洗脳になるワケですが、
それは包丁と同じで、どういう目的で使うかが問題なのです。

 

相手を自分の思い通りに動かす技術はたしかに存在します。

ホストやキャバ嬢が客に大金を貢がせることができるのは、
彼らがその技術を身につけているからに他なりません。

あるホストは

「そこでウ●コしてこい!って言ったら実際にするレベルまで
相手を自分に惚れさせることが可能だ」

と言っていました。

そこまでやる必要があるのかどうかはともかくとして、
そういう技術は存在するし、それを善い目的で使うことが
できれば、助けたい相手を助けてあげることができるし、
好きな人をろくでもない恋人から遠ざけ、自分に惚れさせて
幸せにしてあげることもできるワケです。

しかし、ほとんどの人はその技術の存在を知らないばかりか、
知ろうともしていません。

恋人ができないとか、職場で肩身が狭いとか、営業成績が
上がらないとか、クライアントに見下されるとか、
仲のいい友達や仲間ができないとか、嫁の尻に敷かれてるとか、
彼らがそういうことで悩み続けるのはそのためです。

僕も最近までそのうちの一人だったので偉そうに言える立場では
ないですが、知ってしまえばなんてことはないことでした。

なんでもそうですが、原理なんてのはシンプルなものなんですよ。

もちろん知っただけですぐに相手を思い通りに動かせるほど
簡単なものではないですが、練習すれば誰でも上達するし、
一定以上の素養があって、練習の仕方さえ間違わなければ
必要十分な技術を身につけるのにそんなに時間はかかりません。

僕も現在進行形で練習を積んでいますが、やればやるほど
身についている実感、いや、もはや実績があります。

例えば相手を笑わせるとか、相手をドキッとさせるとか、
そういうのは練習すれば誰でもできるんですよ。

ほとんどの人はその練習の仕方を知らないし、練習するという
発想もないからできないだけで、ちゃんとした原理と方法論に
基づいてやればコミュニケーションというのは上手くなります。

そしてコミュニケーションが上手くいくようになれば
われわれが生きていく上で直面する問題の大半は消えて
無くなるし、日々の幸福度は飛躍的に向上します。

ハーバード大学の70年間にもおよぶ研究によると、
「人を幸せにするのはよい人間関係である」という結果が
出てるし、恋人や好きな人ができただけでやる気が倍増した、
みたいな経験は誰でもありますよね?

好意や信頼、尊敬という良好な人間関係には、それだけわれわれの
人生を動かすパワーがあるのです。

そんなワケで、今回からのメルマガでは

・どうやったら初対面の人と会話を弾ませることができるのか
・どうやったら好きな人から好意を勝ち取ることができるのか
・どうやったら会話を自分のペースに持ち込めるのか
・そもそもコミュニケーション能力が高いとはどういうことか
・会話力以上に重要なコミュニケーションのポイントとは
・同じことを言ってるのにモテる奴と引かれる奴の違いとは
・異性にかぎらず人間にモテるために押さえておくべきこと
・「聞き上手」の本当の意味

みたいな話を何回かに分けてお話ししていこうと思います。

意志力が人生を変えるエネルギーだとすれば、これから話すことは
人生を変えるハンドルといったところでしょうか。

エネルギーが最も重要であることには変わりありませんが、
暴走したくなければ、ちゃんとハンドルも操作できるように
なってくださいね。

 

さて、早速ここから本題に入っていきます。

われわれが最初に知っておくべきことは、99%の人は
コミュニケーションの素人だということです。

みんなコミュニケーションについて学んだこともなければ、
真剣に考えたこともない。

ただただ恋人ができないとか就職できないという悩みの
解決策を求めるだけで、原理を理解しようという発想もない。

そういう人が世の中のほとんどを占めています。

彼らが悪いワケではないので、そこは過大解釈しないで
ほしいのですが、とにかく99%の人はコミュニケーションを
「なんとなく」行っているという事実を知っておくことが
重要です。

なんとなく礼儀正しく挨拶して、なんとなく雑談をして、
なんとなく空気を読んで、なんとなく仲良くする。

それで人間関係は「なんとなく」成立してしまうものなので、
問題さえ起こらなければそれはそれでいいんですが、
その「なんとなく」という曖昧なものをクリアにするだけで、
コミュニケーションは円滑になり、無駄がなくなります。

クリアにするとは、目的を持つということです。

何のためにその人と仲良くなるのか。

仲良くなるとは具体的にどういう関係になることなのか。

それを考えて臨めば自然と挨拶の仕方から会話の内容や流れ、
ポジションの取り方などが決まってきますし、もっと言えば
嫌われてもいいと思える人も明確になるので行動や判断が
制限され難くなります。

商品を買ってもらうために仲良くなるのか、
付き合ってもらうために仲良くなるのか、飲み会に誘って
もらうために仲良くなるのか、おいしい情報を教えて
もらうために仲良くなるのか、頼られるために仲良くなるのか。

その目的によって同じ「仲良くなる」でもコミュニケーションの
仕方が異なるんですよ。

99%の人はホントになんとなく、ただその場の空気を
濁さないようにして、可もなく不可もないような関係を
築こうとするワケですが、それがコミュニケーション能力が
身につかない最大の原因なのです。

 

目的が決まれば、そのための手段も自然と絞られていきます。

ただ単に「コミュニケーション能力がほしい」と考えるのと、
「~のためのコミュニケーション能力がほしい」と
考えるのとでは全然得られるものや思いつくものが違うワケです。

前者はほとんど何も得られないけど、後者は情報が絞られるので
的確な情報が得られます。

基本的なことですが、多分できてないですよね?

なぜ、何のためにその人と話すのか。

なぜその内容を話すのか。

コミュニケーションは、いや、コミュニケーションに限らず
どんな行動もこれを明確にすることがスタートなのです。

 

そのうち詳しく話す予定ですが、どんな業界でも凄いヤツほど
緻密に物事を見たり考えたりしています。

マンガ家であれ、映画監督であれ、コピーライターであれ、
ホストであれ、ナンパ師であれ、お笑い芸人であれ、
凄い人たちはわれわれの何倍も世の中を緻密に観察し、
それを仕事に応用しています。

正直、僕もナンパの緻密さを知ったときは驚きました。

そんなに計算され尽くされてたのか、って。

彼らがただ軽く声をかけてその場のノリで誘ってるなんて
思ってたら大間違いなんですよ。

その辺はマンガしかり、映画しかり、製品しかりですけどね。

まあそのことは今は置いておきますが、まずは目的を
決めましょう。

目的が決まれば手段が決まり、手段が決まればその手段を
(緻密に)練り込んでいくことができるようになります。

なぜその人と仲良くなりたいのか、何のために仲良くなる
必要があるのか、本当に仲良くなる必要があるのか。

これをちゃんと考えてから、もしくは考えながら
コミュニケーションをとるようにしてくださいね。

続きはまた次回。

ありがとうございました。