近頃ツイッターにアップされた幼稚な写真が取りざたされることが
よくあります。

裸で外食店に入った写真だったり、地下鉄の線路に降りた写真
だったり、パトカーの上に乗った写真だったり、どれもこれも
見るに堪えないものばかりです。

先日テレビのニュース番組で、このことを某有名M弁護士が
法律目線で解説するという、これまた下らないコーナーが
組まれていました。

そこでは、このようなことをすると訴えられるのではないか、
みたいなことが話されていたワケですが、そこで出てきた
最終的な結論が

「親は自分の子に、こういうことをすると訴えられるかも
しれないんだよ、と教えるべきだ」

というものだったことに、僕は愕然としました。

番組上の演出で無難な結論にせざるをえないとは言え、大の大人が
寄ってたかって、こんな酷い結論しか出せないのか、と。

仮にも弁護士という大きな肩書きを持っている人間ですら、
お茶の間に対して、こんな無責任な発言を平気でするのか、と。

それが信じられなかったのです。

 

そもそも、訴えられるか否かというのは、どうでもいいことです。

もう一度言います。

そんなことはどうでもいい。

凡人が聞いたら驚くかもしれませんが、あなたならこの意味は
分かるでしょう。

問題はそこじゃないんですよ。

確かに訴えられて有罪になれば、賠償をしなければならないかも
しれないし、前科もついてしまうかもしれません。

場合によっては社会復帰も難しくなるでしょう。

それを踏まえても、僕はそんなことはどうでもいいと思います。

なぜなら最も大事なのは、人として、人間として、いかにあるか、
ということだからです。

幼稚な写真を投稿している彼らが、その行為を人として恥ずべき
行為だと思わないこと。

それが何よりも問題なのです。

 

人として恥ずかしくないのか。

そういう意識が凡人にはことごとく欠けています。

マンガばっかり読んでいても、休日をダラダラ過ごしていても、
ゴミの分別のルールを守らなくても、ビール腹になっても、
水や洗剤を無駄使いしても、ご飯を残しても、無知でも、
彼らがそれを人として恥ずかしいと思うことはありません。

彼らの基準はいつも「損得」であり、自分が得をすると
判断すれば、人として恥ずべきことも平気で行います。

どこでもいいので、デパートのバーゲン会場に行って様子を
見てみてください。

彼らは自分がお得な買い物をするためなら、理性を捨てて
ケダモノにだってなるのです。

そんな凡人が溢れる世界で育てられた若者がどうなるかは、
想像に難くないでしょう。

自分が目立つためなら、人として恥ずかしいことも平気でする。

そういう人間になります。

つまり、ニュース番組に出演して損得の視点から結論を出した
彼ら自身も、若者が幼稚な写真を投稿する根本的な原因の一部
なのです。

 

訴えられるか否かというのは、損得の論理です。

訴えられると損、有罪になると損、だからバカなことはやめおけ。

こういう理屈になります。

しかし、これは逆に言えば、訴えられなければやってもいい、
法律に違反しなければ、有罪にならなければ何をしてもいい、
ということになるワケです。

その証拠に、ユーチューブやニコニコ動画には、法律には
違反していないけれども、人として倫理的に疑問を
抱かざるを得ない動画が大量にアップされています。

食べ物を粗末にしたり、親や近所に迷惑をかけたりするような
動画が何万回も再生されています。

しかも、動画をアップしている人たちは、それを自己表現だと
言うのです。

これはもう狂っているとしか言い様がない。

けれども、われわれは自分の中にも少なからずそういう部分がある
ということを、ここから学ばなければなりません。

 

あなたは出された食事を毎回、全部綺麗に食べていますか?

水を、川を、汚さないために、少しでも油ものを食べるのを
控えたり、洗剤の量を減らしたりすることを意識していますか?

スーパーで買った食材を食べずに腐らせたりしていませんか?

ちょっとぐらい大丈夫だろうと思ってゴミの分別を疎かにして
いませんか?

スーパーのレジ袋を何も考えずに受け取っていませんか?

アルミ缶やペットボトルのリサイクルに、どれだけの電力が
必要か知っていますか?

それを知ってもなお、缶ジュースやペットボトルの水やお茶を
買い続けますか?

1つのコンビニで、毎日どれだけの量の廃棄食材が生まれるか
知っていますか?

それすら知らずに、このような非倫理的なことを行っている
コンビニの売り上げに貢献しているのは誰ですか?

こういうことを考えていないならば、われわれも彼らと同じです。

積極的か消極的か、直接的か間接的かの違いはありますが、
こういったわれわれの無関心さが、想像力の欠如が、彼らのような
人間を生むのです。

 

一度でいいので、自分の生活を細かくチェックしてみてください。

われわれは驚くほど、自分の知らないところで非倫理的なことを
やっています。

食器やお風呂をピカピカにするために、川をドロドロにしている
ことだってあるのです。

それは果たして人として正しいことなのか。

人として責任ある行動と言えるのかどうか。

それを考える価値は大いにあると思います。

他人はいつだって自分の鏡です。

他人の行為で嫌な気分になったなら、そのタイミングで自分を
チェックしましょう。

きっとあなたの中にも思い当たることがあるはずです。

ありがとうございました。

 

※この記事はメルマガ『脱凡人のすすめ中級』からの転載です。

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