珍しく今回は分かりやすいタイトルをつけてみました。

読んで字のごとく、そのまんま。

前回の記事では目標を持つことがいかに大事なのかを
必要性という観点から解説しましたが、今回は

「なぜ目標を持たなければならないのか」

という疑問を前回とは別の側面から解説し、尚且つ、
ペス流の目標を見つける具体的な方法も紹介します。

もし何かしら今の自分にモヤモヤした悩みがあるなら、
今回の記事は結構役に立つかもしれません。

んじゃ本題へ入ります。

【なぜ目標を持たなければならないのか】

前回はこの答えを「時間をムダにしないため」という
位置づけで解説しました。

目標がないからみんな毎日毎日貴重な人生を
下らないことに浪費してしまうんだ、と。

そんな話でしたね。

ではでは、前回の記事を思い出したついでに
「われわれ」は一体何者なのかという記事も
思い出して下さい。

この記事で僕は

人間の意志には目標が必要だ。しかし、その意志は、
何も目標が与えられないなら、むしろ虚無を欲する。

というニーチェの言葉を引用しました。

ここに【目標】という言葉が使われていることに
注目して欲しいのですが、この言葉を現代社会に
当てはめるとどうなると思います?

僕はこの言葉を「目標がないヤツは死にたくなる」みたな感じで
解説をしましたが、その解説だと前回の記事で言った
「現代人のほとんどは目標を持っていない」という前提を
踏まえると意味が矛盾しちゃうんですよ。

要するにこーゆーことです。

現代人のほとんどは目標を持っていない。

ということは、ニーチェの言葉を鵜呑みにすると
ほとんどの現代人が死にたくなってるはずなのに
自殺者はそこまで多はくない。

まあ多く見積もってもせいぜい数万人程度。

これを「現代人のほとんど」と呼ぶにはやや忍びないですよね。

かと言って、みんな死にたいのを我慢しながら
生きてるのかというと多分そうではない。

なぜなのか?

それは、みんな【エセ目標】を持っているからです。

ニーチェのもう1つの言葉を覚えていますか?

彼は

自分に命令する力の無い者ほど、自分を命令する者を求める

とも言ってます。

つまり、まとめると、

人は目標を失うと死にたくなってしまうから
そうならないために(自己防衛本能として)
自分に命令する力のない者は自分に命令する者を求める

ということなのです。

じゃあ、みんなが持っている「エセ目標」とは
誰が与えたものなのか。

それは時と場合によって異なります。

小さい頃は親。

「ピアノの練習をしなさい」「勉強しなさい」・・・。

その内容の善し悪しはともかく、自分で目標を
見つける能力のない時期はわれわれは親が立てた目標に
従うしかありません。

学校に入れば学校での目標も加わります。

「テストでいい点を取る」「受験に受かる」というのも
学校での目標の1つです。

そして就職したら会社の目標が自分の目標になります。

会社が「年商100億を目指す」と言えば、それが自分の目標。

要は、自分で目標を立てない限り、
誰かが敷いたレール(共同体の常識)に沿って
生きていくしかない、ってことです。

逆に言えば、そのレールがあるからこそ、ほとんどの人は
死にたくなるほどの虚無感に襲われることなく、それなりに
生きることが出来るのです。

ですが、他人のレールに沿って生きるなんて、
【生きてる】って言えるの?と僕は思うんですね。

それって【死んでないだけ】なんじゃないの?と。

僕は「生きる」ってことは自分が主体的に何かを
成し遂げていくことだと思うんです。

オルテガじゃないですが、1つの使命に自分の命を
賭けることが「生きる」ってことなんじゃないか、って。

もちろん人それぞれ考え方は違いますし、
戦争を体験した方なんかは

「生きてるだけで幸せなんだ」

とおっしゃるかもしれません。

ユダヤ人迫害を逃れたエマニュエル・レヴィナスって哲学者も
そんなこと言ってますし。

そう心から思えるなら、それでいいと思うんです。

ただ、そんな局面を体験していない僕ら世代が
「生きてるだけで幸せ」と思うのは現実的には
かなり難しい。

だからこそ、そんな僕らが幸せを感じるためには
【自らが立てた目標】を自ら成し遂げていくことが
必要だと思うワケです。

というワケで、ここからは目標を見つける方法を紹介します。

この記事を書く前に本やらネットやらをいろいろ調べて
みたんですが、どうもどれもシックリこないんですよね。

方法的には悪くはないんだけど・・・みたいな。

「1年以内にやりたいことを書き出せ」とか
「1億円あったらやりたいことを書き出せ」とか
「自分史を書いてみたらいいかもよ」とか
それ自体は確かに有効なんだけど、それをやっただけで
目標が見つかるかというと、ちょっと「?」。

もちろんそれだけで見つかる人もいるとは思います。

思いますが、やっぱり出来ることならもっと確率を上げて、
より多くの人に結果を出して欲しいなー、と。

そう思い、元々知っていた方法を自分の体験などを踏まえて
新たに再構築し直したものが今回紹介する方法です。

自分で言うのも何ですが、敢えて言っちゃいます。

これで結果が出ないなんて有り得ません

それぐらい自信があります。

ただし。

これは「ちゃんとやれば」の話。

作業自体は非常にシンプルなので【出来ない】ということは
ないと思いますが、全く楽ではないので【やらない】ということは
大いにあり得ます。

僕には【やらない】人に結果を出させることは出来ません。

当たり前ですが、ここから先はそれを分かった上で
読んで下さいね。

では具体的な作業の話に入りましょう。

この方法では主にブレインダンプとマインドマップを使って
作業を行なってもらいます。

やり方はいたってシンプルです。

1.ブレインダンプ

これは頭の中にあるものを全て書き出す作業です。

【やりたいこと】と【やりたくないこと】を
各々最低でも200個以上出して下さい。
(できれば【やりたいこと】は250個以上)

つまり全部で400個以上。

それより上なら何個出しても構いません。

ってか出せる限り全部出して下さい。

多分慣れてないと「やりたいこと」を出すだけで
1日終っちゃうと思うので、目処は2日以内。

僕も最初は8時間で100個ぐらいしか出せなかったので、
そーゆーもんだと思って頑張って下さい(笑)

慣れれば6時間で200個ぐらいは出せるようになります。

一応簡単なヒントを出しておきましょう。

「100万円あったら何がやりたいか」
「1億円あったら何がやりたいか」
「王様になったら何がやりたいか」
「どんなことでも出来る能力があれば何がやりたいか」
「1年後に死ぬとしたら何がやりたいか」
「法律がなかったら何がやりたいか」
「未来・過去に行けるなら何がやりたいか」

これらを考えていけば多分100個ぐらいはすぐです。

一応例も出しておきましょうか。

お金持ちになりたい、モテたい、賢くなりたい、
不完全性定理を理解したい、金髪にしたい、
ヴィトンのバッグが欲しい、世界遺産巡りをしたい、
会社を作りたい、社長になりたい・・・。

こんな感じ。

抽象度や内容の善悪は無視して、内容が被っていようが
卑猥なことだろうが全部書いて下さい。

人に見せるものじゃないので、公言出来ないような
非道徳なことも書いて大丈夫です(笑)

「やりたくないこと」はこの逆。

「100万円借金してもやりたくないこと」
「奴隷になってもやりたくないこと」
「死んでもやりたくないこと」などなど。

例を出すなら

便所掃除はしたくない、営業はしたくない、
人に頭は下げたくない、理不尽なことはしたくない、
下らないことはしたくない、お金を使うことはしたくない、
悪いことはしたくない、人に従いたくない、
愛する人を悲しませたくない・・・。

こんなもんかな。

このブレインダンプの作業が一番キツイと思いますが、
ここで頭の中を空っぽにしておかないと後々の作業が
無意味になってしまうので、是非とも手を抜かずに
やって下さいね。

2.マインドマップ

これは有名なので知ってると思いますが、
トニー・ブザンって人が考えた思考ツールのことです。

これもやることはシンプル。

こんな感じでブレインダンプで出てきたものを
全部まとめていくだけです。

まとめ方には特にルールはありません。

「趣味」とか「勉強」とか「娯楽」とかそんな感じの
カテゴリーでまとめていってもいいですし、
「行動」とか「能力」とかでも構いません。

とにかく何かしら自分の見やすい形で
まとまっていることが大事なので、
自分が分かるようにやってくれれば大丈夫です。

何をやればいいのかが全く分からない場合は
トニー・ブザン氏の本を買って読んで下さい。

なんなら立ち読みでも大丈夫です(笑)

それぐらいで分かると思いますから。

ホントはホワイトボードか何かを使って目の前で
説明してあげられれば一番いいんですが、さすがに
動画を用意するには時間的にも環境的にも無理があるので
何か不明なことがあればメールなどで質問して下さいませ。

3.「問いかけ」そして「回想&妄想」

ここではマインドマップを眺めながら「問いかけ」と
「回想&妄想」を行います。

まずは「問いかけ」。

マインドマップに書いてある【やりたいこと】
【やりたくないこと】に対して「なぜ?」と
問い続けて下さい。

なぜお金持ちになりたいのか。

なぜ賢くなりたいのか。

なぜ営業をしたくないのか。

なぜ人に従いたくないのか。

これらを行うことで、書き出したマインドマップが
頭の中で繋がっていきます。

「お金持ちになりたいのは世界遺産を巡りたいから」とか
「賢くなりたいのは不完全性定理を理解したいから」という風に
各項の繋がり明確になってくるように「なぜ?」を
続けてください。

これをやってると、一見バラバラに見えていた各項が
実はほとんどが繋がっていたんだ、ということに
気付くと思います。

どれぐらいやればいいのか、という基準は特にありませんが、
目標が明確に見えるまではマインドマップを眺めながら
毎日モヤモヤさせといてもらえればいいかと。

ポイントはモヤモヤさせておくことです(笑)

ガチガチに考えると逆効果ですから、
リラックスしてボヤーっと考えて下さいね。

で、これをやりつつ「回想&妄想」も同時にやります。

これは過去の出来事、中でも特に強く印象に残っていることを
回想して下さい。

部活でもいいし、バイトでもいいし、学校行事でもいいし、
会社での企画でもいいし、とにかく強く印象に残っていて
尚且つ楽しかったことを出来るだけ思い出すようにしましょう。

妄想の方は特に言うことはありませんけど、
自分が最も望むような状態を想像してニヤニヤしといて
もらえればそれで十分です(笑)

もちろんこれらをやっている最中はマインドマップを
眺めることをお忘れなく。

これら一連の流れを真面目にこなしてもらえれば
マインドマップ完成から1週間以内には
何かしら自分の目標とするべきものが見つかります。

「なぜこんな方法で目標が見つかるのか」というのは
説明すると話が難しくなるので今は割愛させて下さい。

ちなみに「本当に真剣にやったけど見つからなかった」
という場合、それは純粋に【経験(体験)が足りない】
ということです。

今回紹介した方法はザックリ言ってしまえば
【自分の中】を洗い出す作業です。

なので、今回の作業では自分の中に無いものは
一切出てきません。

つまり。

自分の中を洗い出して目標が見つからなかったということは
そもそも自分が人生の目標を作り出すような経験を
していなかった、ということを意味するワケです。

ただ、これもある意味ので【答え】なんですね。

「今の自分には目標を立てることが出来ない」
という明確なことが分かったワケですから。

もちろんだからと言って目標を持つことを
諦めることはありません。

目標が見つからなかったのは純粋に経験が足りないだけなので
今からどんどん経験を積めばいいんです。

今までやったことのないこと、嫌って避けていたこと、
人がやらないようなこと、それらを積極的にやっていけば、
やり方によってはすぐに見つかります。

ま、こんなことを言っても実際に経験を増やすために
行動する人なんて1%もいないと思うんで、やったもん勝ち
だと思いますよ。

信じる信じないはあなた次第。

やるやらないはあなた次第。

どうぞ、ご自由に。

あ、何か質問があればいつでも送って下さいねー。

ではではー。