先週の【爆笑問題のニッポンの教養】、ご覧になりました?

僕は基本的にTVを見ない人間なんですが、
この番組だけは出来る限り欠かさずに見ていて、
中でも今回のはかなり面白かった。

やっぱテレビはあぁでないと。

お金の話から始まり、最後の方に

【価値とは何なのか】

という経済学の究極命題が飛び出しました。

あなたは【価値】って何だと思います?

高級志向とエコでも書きましたが、我々の心理は基本的に
「値段の高いモノほど価値が高い」と思うように出来ています。

もちろん例外も存在しますが、市場経済の世界に生きていて、
ましてや資本主義の日本に住んでいるんだから
こうなってしまうのはある意味、仕方のないことです。

しかし、実際に値段の高いモノほど価値が高いのかと言えば、
それは違いますよね?

例えば、ピカソの絵。

ピカソの絵は一般に数億円という単位で取引されますが、
ピカソの絵に何の価値も見出せない人はその絵に
数億円を出そうなんて思わないワケです。

でも我々はピカソの絵の価値は高いと認識している。

その理由は、そこに数億円払う大富豪やコレクターが
いるからであって、絵そのものに価値を見出している
ワケではないということです。

言ってしまえば

「高そうなモノは凄そうだぞ」と。

「金を出すヤツがいるんだから価値も高いはずだ」と。

そーゆーワケ。

で、こういう我々の価値判断は世間的信用や権威のある
他者に依存することが多く、「あの人が言ったんだから」
みたいな意味不明な価値が存在します。

なんでも鑑定団という番組を思い出してみて下さい。

この番組では名のある鑑定士の方が、
「これは・・・時代の・・・という作者が書いた・・・です」
という判断を下し、それが結果、値段として表示されます。

そして、ほとんどの出品者はその値段の優劣によって
自分の持っている作品の価値を判断する。

これってどこかオカシイと思いませんか?

ホントは出品者は【価値】を知らないのではなく、
その品の【歴史的背景】や【古物商の評価】を
知らないだけだと思うです。

だってその品を大事にしているという時点で
出品者自体はその品に価値を見出しているんですから。

なのに、値段として1万円ぐらいの価値しかないと
他者に判定されただけで、その価値は一気に下がってしまう。

つまり

価値はそれを持つ者、見る者の意識によって左右される

ということです。

「お前にはこれの価値は分からないだろうな」

という言葉が世の中には溢れていますが、
これは正確には価値が分からないのではなく、
価値がない、もしくは価値を見出せない状態
と言えます。

分かる人にしか分からないモノとは、すなわち、
分かる人にしか価値のないモノと同義語なのです。

話し出すと止まらないので、今回はこのぐらいに
しておきましょう。

それでは。